【舞 台|阪 神 淡 路 大 震 災】 観劇
2006年 06月 26日
オープニングから苦しくて怖くて涙が流れました。
真っ暗闇で何が起こったのかわからない恐怖、交錯する情報、突然家や愛する人を失う理不尽さ、助けたくても助けられないもどかしさ、やり場のない怒り、非被災者との心の距離、未来へ向かって必死に生きようとするたくましさ・・・etc
報道では伝えられなかった被災者の方の心の動きを、ほんの少しだろうけどここで感じる事が出来ました。と同時にもしこれが自分の住む街で起こったら?と考えずにはいられません。そして震災当時まるで遠い国の出来事とばかりにのうのうと暮らしてきた自分の非情さを、10年以上経ってようやく恥じました。
非被災者の方にこそ是非観て貰いたい作品だと思います。この事実を風化させてはいけない、そう思いました。
*****************
舞台のこと
実はミュージカル以外、まともに舞台を見たのは初めて。
映画にはない舞台ならではの臨場感にグイグイ引き込まれました。
一人何役もこなす役者さん、セットを変えずに目まぐるしく変わるシーンに置いていかれることなくすんなり入りこめたのも演出の上手さでしょうか。舞台ならではの工夫が沢山あって「へぇ~」と感心しっぱなし。映画ばかり観てましたが、舞台にも興味が湧いてきました。
と、色々な意味で観てよかったと思えるお芝居でした。
舞台はもうすぐ終わってしまいますが、本が出版されているようです。
by asbeautifuldays
| 2006-06-26 20:27
| 雑記