映画メモ 『アヒルと鴨のコインロッカー』
2007年 08月 12日
あらすじ
僕の名は椎名、19歳。大学の入学で一人暮らしをするために、アパートに引っ越してきたその日に、奇妙な隣人の河崎に出会った。彼は初対面だというのにいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的はたった一冊の広辞苑。そして彼は二年前に起こった、彼の元カノとブータン人留学生と美人ペットショップ店長にまつわる出来事を語りだす。過去の物語と現在の物語が交錯する中、すべてが明らかになった時、僕はおかしくて切ない真実を見た…。 恵比寿ガーデンシネマHPより
大分前に伊坂幸太郎の原作を読みました。絶対に映像可不可だと思っていたあのトリックをどうやって映像化するのか気になって映画館へ。
・・・なるほど上手いことやりおったな。。。
たいてい原作読んで映画を見るとがっかりするんだけど、これは逆でした。
原作の雰囲気が全然損なわれてなくて、俳優の演技によって更に深みが増している。
本では泣かなかったのに映画で号泣。ほんと切なくて。
全ての謎が明らかになって、瑛太演じる人物の行動とか言葉や表情が全部つながった時、切なさで胸が一杯になる。彼が抱えているものを思うだけで涙が出てきます。
瑛太いいよー。いい役者だなあ。アンフェア以来瑛太熱再燃。
他の役者もいい!弟の方が好きだけど松田兄も良かった。
最後に一つケチをつけるとしたら、シッポサキマルマリが出てこないこと。
シッポサキマルマリとは原作に出てくる尻尾の先が曲がっている猫のことです。
まあそんな猫が調達できなかったのかな。
それと動物虐待のシーンはほんと見ていて辛かった・・・
久々に良い映画みました。
おすすめです。
公式サイト
by asbeautifuldays
| 2007-08-12 20:55
| 映画/ドラマ