Shibam 砂漠のマンハッタン
2007年 08月 04日
なんと8世紀から砂漠の中に建っている泥で出来た高層ビル群、シバーム。
世界遺産にも登録されており、イエメンと言えばここ、てな感じでパンフレットには必ずといっていいほど載っています。サナアからは飛行機で1時間。私はフライトスケジュールの関係で、一度ムカッラという海側の都市まで飛んでシバームまでドライブ。
(当初は陸路でシバームまで行く予定だったんですが、出発直前にテロ。陸路だとこのテロがあった場所を通過する為直前に空路に変更しました。)
イエメン東部は北部サナアと違って荒涼とした砂漠地帯。気候も人もまるで違う。
アフリカが近いせいか住んでる人もアフリカ系。ここはアフリカか?となんども錯覚。
さて肝心のシバームはふーんって感じw
実は「期待はずれ」という言葉を行く前にちらほら聞いていて、全く期待していなかったのですが確かに期待していくとちょっとがっかりするかも。。。
しかも暑くて。。。ドバイほどじゃないけど暑い。街の中に入るとまったくの無風で臭くて埃っぽくて、早速サナアに帰りたくなってしまう。
だけど丘の上に登った瞬間印象が逆転しました。とてもいい景色。
夕日を浴びたシバームが美しいとされているけど、私は日が落ちた後の方が美しいと感じた。ぽつぽつとライトがつき始めミナレットからは一斉にアザーンが流れる。
心地いい風を受けながらひたすらボケーっと景色を眺める。気が付いたら2時間も経ってた。。。早朝(夜中)のアザーンは勘弁して欲しいけど、ここで聞くアザーンはなんだかとても神々しい感じがして、今自分は異国にいるんだという事を改めて感じました。
※(そういえば)アザーンというのは礼拝の呼びかけの事です。ミナレットはモスクに付随する塔の事。
これがアザーンです。興味のある方は大音量でどうぞ。改めて聞くと鳥肌もん(私だけ?)
by asbeautifuldays
| 2007-08-04 21:23
| イエメン